認知症による徘徊は高齢化の問題を抱える日本にとって、早急に手を打たなければならない重要な問題です。
認知症患者とともに同居する家族や親族が見守ることはもちろん大切ですが、徘徊というものは昼夜問わず1日中起こり得ます。
なので、体力的に精神的にもずっと見守るというのは限界があります。
そこで、今注目されているのが「認知症の徘徊を防止する鍵」の存在です。
今回は、その徘徊防止鍵の「セーフティサムターン」と「両面安心錠」についてご紹介したいと思います。
・セーフティサムターン
サムターンとは、主にドアの内側についている鍵の施錠・開錠のための「金属のつまみ」のことです。
セーフティサムターンは、簡単に言うと「室内からドアのカギを開けさせないようにする」仕組みを持っています。
これには外出モードという機能が付いていて、ドアの内側にある鍵穴にキーを差し込み、回転させてキーを抜くと、サムターンが空回りしてドアが開かないという仕組みになっています。
・両面安心錠
両面安心錠は、ドアの内側のサムターンが取り外せるようになっています。
サムターンにも鍵の役割があり、取り外すと施錠、はめ込むと開錠できるという仕組みです。
つまり、当然取り外しておけば、回してもドアを開けることができない状態となるのです。
http://www.city.asahikawa.hokkaido.jp/kurashi/408/420/422/p006461.html
どちらも取り付けが比較的簡単であるため、一般のご家庭でも徘徊防止の良策としてこれらの「徘徊防止鍵」を採用されてみてはいかがでしょうか。
http://www.city.hitachi.lg.jp/faq/shimin/003/001/p031124.html